バイオミュータントの感想書きなぐりはーじまーるよー
ローカライズがひどいとか色々言われてるけど、そこそこ楽しめた作品だった。
まずは良い所から
1.世界観設定好き
基本的に俺は”現代から荒廃した世界観”ってのが好きなので、廃墟を探索して昔の名残とかを感じながら探索できたのは非常に楽しかった。
というか探索が面白くないオープンワールドって個人的にはゲームとして破綻してると思ってる。
でもまぁ最近発売されたニーアレプリカントver1.22も似たような世界観なので「またかよ...」ってなる人もいるかも?俺は一向に構わんが。
トライブ(チーム的なやつ)を団結させるもよし、全て滅ぼすもよし、プレイスタイルを選べれるタイプのオープンワールドは地味に初めてだった。
どうするかな~と思ったが”世界を破壊するイレギュラー”とかいう今どきの厨二ですら使わないであろう単語にときめいてしまい、闇ルートを選択。
というかAC民、”イレギュラー”という単語に弱い説。あると思います。
2.クラフトが楽しい
探索していると落ちてる武器パーツを組み合わせて自分だけのオリジナル武器を作ろう!組み合わせは1億通り以上!!
なんて聞くと「クソゲーの謳い文句かな?」と身構える人もいるかもしれないが、実際これが結構楽しい。パーツの組み換えも自由にできるからとりあえずやってみるかって感じで気軽にできる点も良い。最初は素材なんかが不足して強い武器が作れなかったりするかもしれないが、最終的に素材はダダ余りするくらいなのでガンガンクラフトしていく方が良い。
パーツはアホほど種類があるので誰かと被るって事はないだろう(最強武器のテンプレとかあったら知らんが)
初めて7つ星以上の武器を作成して「おいおいやべぇ武器作れちゃったよw」って舞い上がっていたがこの武器そこまで強くなかった。まぁそれも醍醐味って事で。
3.フォトモード映え
適当に撮ってもっぽくなる。プロが撮ったらどうなるんだろうか?細かい設定などはないけどそれでも十分映える。
俺は戦闘モーションや馬に乗って駆け抜けてるシーンなどが多いが、ケモナーとかはモフモフばかり撮っているんだろうか?
余談だけど、フォトモード搭載してるゲームでどんなシーン撮るかでゲーマー心理がわかりそうな気がする。俺みたいな戦闘モーションばっか撮ってるやつは脳筋タイプだね(偏見)
4.戦闘モーションすこ
回避しながら銃撃するとちょっとスローモーションになったり
剣を突き立ててそれを軸に回転斬りとか
わかってるこの開発陣
わざわざスライディングしながら相手の懐に入って相手の喉元にゼロ距離射撃が俺の性癖にぶっささりだったので終始ショットガンしか使ってなかった。この後大体被弾するんだけど楽しいので良し!
5.ビルド
レベルは結構サクサク上がるから自分なりのパラ振り、装備構成を考えるのは楽しい。どんなゲームでもそうでしょ?って言われたらそれまでだけど
魔法系っちゃ魔法系だったので知性上げつつ、運も上げて装備とかと合わせてクリティカル率100%越え。ガシガシダメージが出て気持ちいぃ...(脳筋)
生命力はあんまり振る意味ないかな。死ぬ要素って敵にやられるっていうよりも泳いでてエネルギー切れて水没ってパターンの方が多いしね。
カリスマの交渉ってやつは最後までよくわからんというか実質死にスキルなんじゃないのアレ。
次は悪い点
1.ローカライズ
翻訳がここまでひどいとは思ってなかった。と彼は言っている。
例1
選択肢が選択肢してない。(これは翻訳っていうよりゲームのバグに近いかもしれないが)
「お前は、世界を見る準備ができている!」ってのもなかなかの翻訳っぷり。
近寄らないよ←わかる
母さんと一緒に戦う。←わかる
なんの歴史!?←???
一体なんて言葉を翻訳したらこうなるんですかね?
例2
いや腕縛られてて言うセリフじゃねーだろっていう。
これはちょっと面白かったのでセーフ。
例3
専門用語多すぎ問題。
人物名も地理名も用語も大体カタカナなのでプレイしてずっと「何言ってるんだお前」状態が続く。例えば「サーフ=海」普通に海って言えばいいんじゃないっすかね...?
「ファルシのルシがコクーンでパージ」が笑えなくなるくらい混乱を引き起こす。慣れてくるとわかってくるんだけど、よくわからん選択肢によくわからん単語の物を探してこいとか序盤はまぁ控えめに言ってつまらん。(物語的に)
例4
翻訳者も困惑してんじゃねーか!
2.ナレーション語り
いままで何枚かのSSを上げた通り、このゲームはナレーションが
キャラ「ファンファン、ファファファン」
オートマトン「お前は○○だな。と彼は言っている」
みたいな通訳形式で進んでいくんだが、これが致命的にキャラに感情移入できない。
翻訳のクソさ意味不明さも相まって、ゲームとしての面白さを一つ潰しているように感じてしまう。勿体ねぇ
世界が崩壊する中でアーク(飛行船)に搭乗するキャラ4人選んでいいぞと言われる場面があるが「4人も選ぶのか」と思ってしまった。感情移入できてたりしたらめっちゃ悩むんだろうなぁと。
3.ゲームバランス
戦闘モーションは好きだけど、戦闘自体は結構バランスが悪い。一言で言えば遠距離ゲー。
いや近距離のダメージが低いってわけじゃなくて、「わざわざ近距離の危険性を負う必要がない」って感じ。
サイ能力で”フリーズ”ってのがあって敵を凍らせたりできるんだけど、
凍ってる敵を殴る→凍結解除→即反撃
ってパターンがあったり、大型敵じゃないのに近距離でひるまず普通に反撃されて吹っ飛ばされるパターンもあり、結果的に遠距離で攻撃してた方が倒しやすいって感じになってしまう。
あと近距離攻撃の斬ってる感が薄いってのも残念な要素。
まぁそんな要素お構いなしに両手スラッシュとショットガンが携えてガンガン近距離戦闘してたけど。
4.見た目要素
色々人災が起こって、ミュータントになってしまった獣人が主役の世界。
なるほど最近ポリコレとかがうるさいあるからその対策としての獣人だとしたら上手い事考えたな!とか勝手に思ってて
こんなイケメンな獣人やケモナーが発狂するようなキャワワな獣人もキャラメイクできるんだろうなーと勝手に幻想を抱いていて
コレ。
なんか人を小馬鹿にしたようなツラになってしまった。
どうやってもめちゃくちゃイケ獣人にはならかなったので、めちゃくちゃワイルドなイケイケ獣人ができたりと振り切ったキャラメイクができて欲しかったなーと。
5.バグやエラー落ち
人によってはトロフィーバグなどがあるらしい。
俺もPS5でプレイしたが5回くらいはエラー落ちした。オートセーブだから直前まで戻れるから問題ないっちゃ問題ないし、大して進行不可バグなども無かったのでトロフィーのやつ以外はバグを心配しなくてもよさそうかな?
総評
色々惜しいゲームだった...
世界感は好き。でもキャラは好きになれない。
戦闘モーションは好き。でも戦闘バランス&爽快感は好きになれない。
つまらないわけじゃない。でもめちゃくちゃ面白いわけでもない。
と言った感じに、ゲームの魅力を潰しちゃってるな~っていうのが最大の印象。
ローカライズの修正とかも予定しているみたいだし、それを待ってみてもいいかもしれないね。
Experiment 101の次回作に期待している。
と俺は言っている。