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HADES ギリシャ神話は大体親子or兄弟喧嘩

ギリシャ神話モチーフのローグライクはーじまーるよー

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死んだらまた1からのゲームだな?

今年に入ってはReturnal・DEATHLOOPに続く3本目と本数こそ少ない物のローグライク(厳密にいうとDEATHLOOPは違うが)は難しい印象とクリア時の達成感から記憶に残りやすい。

 

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冥界の王子ザグレウスが「自分の出自探しにいくわw」みたいなノリで地上を目指すという流れ。意外と(?)オリュンポスの神々も好意的であり、その協力を受けながら地上を目指す。

 

 

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なんぴとが何度も見る光景

「え?むっず」

最初の感想がこれ。Returnalの時も思ったけどローグライクって序盤から心へし折りに来るのよね...

 

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そしてヒュプノスに煽れる始末。くそぅ...

ただ、アクションだったりビルド要素もそうなのだが、この豊富なテキスト量もHADESの魅力だと思う。ストーリーのエピローグを見て終わり!ってとこまでしかやっていないが、同じ文章が出てこない辺りの作り込みは凄いとしか言いようがない。

 

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1面ボスにもぼっこぼこにされる。

全部で4面しかないせいか1面ですら容赦ない。後半になるとサクサク倒せるようになるのだが、育成だったり仕様だったり色々わかってきてからの話。

 

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これが1回目撃破した時の画像。もうギリッギリである。1乙してもいい権利(死神騙し)を使いつつ残りHPが19という有様。次のステージでもちろん即死した。

 

 

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成長性-A

死神騙しを残しつつHPも90まで残ってるという成長っぷり。この時は弓を使用し、特殊攻撃で辛苦ダメージをばら撒くという、チキンプレイで時間はかかるが回避に集中すれば被ダメも少なく進めるという俺が序盤に辿り着いた一つの答えだった。

この後2面ボスであるヒュドラも初見撃破できて、この戦法は最強だと疑わなかった。当時は。

なんにせよ”通常攻撃は使いづらいし特殊攻撃は火力がカス”という認識だった弓で2面ボス初見撃破できるという事実に、功徳の組み合わせ次第で強くなるというHADESの楽しさに気づいていく。

 

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遠距離系でしか倒せなかったヒュドラを近接武器でも撃破できるようになり。

 

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2対1の卑怯者テセウス&ミノタウロスも死神騙しの使用回数が減っていき、全く使用しなくなったり。

この辺りのゲームバランスが非常に上手い。

冥力といった永続的な成長性はあるものの、一気に強く、楽になるようなものではなく、あくまでプレイヤースキルの補助的な役割なので、色んな武器を、色んな功徳を試しつつ、じわじわと先に進めていけるのが凄く楽しい。

alu.jp

現実でもこうだったらいいのにね

 

 

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そんなこんなで地上まであと一歩のところで、ハデスに敗北。

第二形態は聞いてない。

 

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これが記念すべき第1回目のクリア時。めっちゃ嬉しかった。

ただ死神騙し4回分、HPも残り50ともうギリッギリである。

戦法はアダマントでハザードボム強化を選択して、それをチキンプレイで当てていくというどこかで見たような戦法。(呆れ)

 

 

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ここの演出なんか凄い良かったわ。今まで散々見させられた光景を、今度はハデス側で見る事ができるっていう伏線回収にも似たような感動がそこにはあった。

 

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無事母親を見つける事ができたけど、ザグレウス自体が地上では長く活動できないので、話をするために何度も地上を目指すことになる。その数10回

あの死闘をした後に、あと9回も勝てるのか?という複雑な思い...

 

・・

・・・

 

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・・

・・・

 

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即落ち二コマ。

やはりハデスパパン。一筋縄ではいかぬ。

というか慢心しすぎて道中ですら死神騙しを消費するという体たらくを見せる回もあった。

 

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そして色々試行錯誤した結果気づく。

これ魔弾ゲーじゃない?

風弾+貫通傷のコンボがえぐすぎる。そこに援護射撃、幻射などが加わりダメージは加速する。最強じゃないにしろお手軽にダメージが稼げる。功徳の出現次第なので毎回組めるような物ではないっていうくらいの欠点しかない。強い(確信)

とりあえずここらへんで決めたのは

ダイダロスの槌は最優先。

ダイダロスの槌次第で攻撃寄りか魔弾寄りのビルドかを決めていく。ダイダロスが出ない場合は魔弾ビルド。

・ヘルメスがいたら功徳はこっち優先。

その場のノリで決める事が多かったがとりあえずこの3つは中心にあった。

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悩ましい2択

 

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あと予想外にストーリーが面白かった。ザグレウスの出自に関わる話で、ハデスはなんで真の母親の存在を隠したのか、ペルセポネはなんで冥界を出て行ったのか、ハデスの真意とは...?って感じで。その辺のくだりがオリュンポス勢からもちょいちょい話があって「そんな背景があったのね」と聞けたりもする。

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やる事は冥界からの脱出を10回目指し、母親と父親の話を繰り返し聞きに行くというお使いゲーっぽいのだが作業感を感じないのはアクション要素、ビルド要素、そしてストーリー要素とうまいこと噛み合った結果だと思う。

 

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この辺の皮肉感すこ。

お前に世継ぎはできない→子をもうけました→その子は冥界を脱出しようするので継ぐ気がありません。

子ができたのに結果的に運命の三女神の言う通りになってる皮肉感。うーんこの

でも不死なのに世継ぎとかっているんですかね・・・?

 

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そしてまさかの10戦目不戦勝。そこまでうまく功徳などを組めたわけじゃなかったけど

HP全快!死神騙しMAX!よし!ラストバトルだぁ!!!

って意気込んでいた所に肩透かし食らった感じだった。嘘がバレてゼウスなどのオリュンポス勢と戦う展開かも!?って思ったけどそんなことはなかった

 

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なんだかんだあってペルセポネが冥界に帰還するエンド。収まる所に収まったな!

ザグレウスは冥界を荒らしまわって抜け穴を探すのが仕事になる。そうするとオリュンポス勢にも冥界は特に変化ないですよアピールができる。という一石二鳥な展開。

ザグレウス「でもいつかバレますよ?」

ハデス「ペルセポネが策を練ってる」

ペルセポネ「私にいい考えがある」

ほんとぉ?

 

HADES自体はGOTYなど数々の賞を受賞しているので名作扱いだが、やってみるとわかる納得感。

あとケルベロスが敵じゃないってのもなかなか珍しい気がするね!