Pokémon LEGENDS アルセウス これは神ゲーか凡ゲーか
良い所と悪い所が同伴するポケモンはーじまーるよー

ポケモンの本編っていうより外伝作品に近いPokémon LEGENDS アルセウス。
色々(ポケモンゲーとしては)挑戦している作品なので賛否ある部分がはっきりしている。そんな作品。
初めて目次を使用。意外と簡単っていうかなんで今までしてなかったのってレベル

発売日から「転生物やん」「なろう系かな?」「(ポケモン3匹捕まえて)また俺なんかやっちゃいました?」と盛り上がってましたね(?)
ストーリーについては別記事で纏めようと思ってる。あんなシーンやあんな画像を色々語りたい事が多いんでね!
とりあえずこのアルセウスフォンは絶対ポケットには入らないと思った(小並感)
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良かった点
①疑似的オープンワールド

オープンワールドというよりも箱庭系に近いのかもしれない。ポケモンワールドを自由に走り回れて、その辺にポケモンが存在してるだけなのにくっそテンションが上がる。これがポケモンコンテンツの強みよなぁと改めて思い知る。

あっちに行ったらどんなポケモンがいるかな?と思うと、本編そっちのけで駆け回ってしまうのは致し方なし。プレイ時間の半分以上は探索している時間だがそれがとにかく楽しい。
図鑑タスクがめんどくさい...って声もあったが、探索しまくっていたら勝手に埋まっていったので俺はそこまでめんどくさい要素には感じず。さすがにコンプまでしようとしたらめんどくさく感じるだろうけども!
②オヤブンポケモンの存在


そんな箱庭を探索していると目が赤くてデカイ、パッと見でわかるやべーポケモンであるオヤブンポケモンも良い存在感を出している。
レベルも高く、そしてデカイとなると捕獲したくなるのがトレーナーの性。
しかし序盤はアイテムが貧弱なので捕獲が難しく、なおかつ高レベルなので倒すのも難しい。レベル差があるとはいえ、一致4倍のポニータのかえんぐるまをオヤブンパラセクトに耐えられた時はオヤブンゲーだと確信。
そしてマジでプレイヤーに向けて破壊光線を撃ってくるポケモンもいる。
ラベン博士「ポケモンは怖い生き物です」
と言っていた通り従来のシリーズよりは殺意マシマシで襲ってくる。
そんな破壊光線を受けても怯むどころかこっちを捕獲しようとしてくる主人公もポケモン側から見たらそうとう怖い生き物ではあるが。

そんな恐怖のオヤブンポケモンも最終的には、めかくしだま+ズリのみ+ギガントボールで楽々ゲットできるようにはなる。この超性能のギガントボールが現代では失われたボール技術なのが惜しい...
③従来システムからの変更
・捕獲方法

捕獲方法もバトルで弱らせて~からの従来の方法から、草むらに隠れて場合によっては餌で誘導して...そして一匹捕獲している間にも他のポケモンにボールを投げたりアイテム採取したりと、テンポが凄く良い。
序盤でムックル、コリンク、ビッパ、ブイゼルなどお馴染みの序盤ポケモンが登場してそのテンポの良さから乱獲したトレーナーは多いはず。俺もソーナノ
この時点で多くのトレーナーが思う。
「あ、これ超神ゲーですわ」
と。俺も久々に「え、もうこんな時間!?」って時間を忘れてやってしまうゲームだった。
・技変更

このメニュー画面から技を自在に変更できる(PPの回復はさすがにない)のでパーティメンツが変わってもある程度その場で柔軟に対応できるのも良かった。わざわざ特定の施設に行かなくても良いってのもテンポの良さに一役買っている。
あと地味に進化も任意になっている。
・進化アイテム

進化するためのアイテムも健在。しかし!今作は石に限らずアイテムを使用するだけで進化できるのでぼっちトレーナーには嬉しい仕様ではある。
これから先もこうならんかな~とは思うが多分今回だけの特別仕様でしょうね...
④ボールから出せる

ボールから出せるという非常にシンプルだが、「そうだよこれこれ!」という要素。
連れ歩き要素はないが、俺は特に連れ歩き要素は重要に思っていないのでこれだけで全然良し。
旅パのSSを撮影したトレーナーも多いはず。
またブイズを揃えてウフフしたり、ゴーリキー6体などのネタ画像にも使える非常に万能な仕様。BDSPの連れ歩きは忘れろ。
悪かった点
ここまで良かった点を語ってきたが、序盤はくっそ楽しくて、これもうGOTYだろ...感がすごかったけど、やればやるほど悪い点も見えてくる。
①バトルの調整不足感
なんというか全体的に大味。言ってしまえば雑。メイン要素なので悪い点が結構目立ってしまう。
今作はステロなどが攻撃技になっていたり、早業・力業などで攻撃を強化したり、行動順が必ずしも交互ではなかったり...
色々大きく変更されているが、ランクマなどの対人戦がないので適当に調整したね?と言いたくなるバランスになっている。レベル差があるにも関わらず相手からやたらと半分以上食らうというのも日常茶飯事。

特にひどいのは複数体戦闘。これ楽しい!って感じたトレーナーいる?いや絶対いない
サンムーンの時もあったけど、あっちは波乗りや地震などが全体技としてあったので一掃できたりしたが今作にそんな甘えた仕様はない。
一応「○○は様子見している...」などで行動されない時もあるが、なんか舐めプされてるみたいで嫌だった。
行動して倒しきれなかった場合3体から一気に袋叩きにされる。アホかな?
その後次のポケモンを出して1対倒す。2体から袋叩きにされて次のポケモンを出す...
という相打ち戦法になってしまう。というかもうそれしか方法がない。
そして倒されたポケモンには経験値が一切入らないというもどかしさ。うーんこの

これは最大5体、しかもオヤブンポケモン含むという地獄みたいな光景。色違いがいたからやむを得ず...
しかしこの後、様子見などの舐めプもあったが、ミリ耐えなどもあり3体薙ぎ払うという神ポケモンの意地を見せるパルキア。ますますパルキアが好きになりましたねぇ!

こんな感じでアクアテールの範囲内ならダメージが複数に纏めて入るとかの仕様だったらもうちょっと評価が変わったかもしれない。

数少ないポケモントレーナー戦ですら複数体出してくる。周囲のポケモンがメインよりも10~20くらいはレベルが低いという仕様ではあるが、命中90などのやつを外したら当然のようにフルボッコにしてくる。
主人公「シングルバトルだよね?」
トレーナー「しん・・・ぐる・・・?」
多分この時代のトレーナーはシングルとかダブルバトルとかの区別がついてない。
後々のバトルのルールはこの転生した主人公がもたらしたものだという考察(妄想)。

キング戦は良く悪くも...って感じ!
今までのポケモンからは考えられないガチめのアクションになるから困惑したトレーナーも多いと思う。アクションゲーは好きだし悪くないけど、ポケモンゲーでは求めてないって感じかな。
そもそも敵の攻撃を見極めて避けて、隙あらば攻撃ってそれ後に発売するエルデンリングで死ぬほどやるからなーって思ってた。
②新ポケモンの加入時期

新ポケモンというかリージョンフォームになるけどこの加入の遅さも個人的にはマイナス。ビリリダマやガーディの存在は知っていたので、電気と炎枠はこいつらやな!って決めていて、それまでの繋ぎとしてギャロップとレントラーを連れていたけど、普通にLv60という後半になって2体共に登場。
ガーディとか序盤の草むらにいると思ってたよ...
ただヌメルゴンのリージョンフォームは意外だったので、ん!?ってなったのは良いサプライズ。
③謎のスタミナ制と操作性
主人公がダッシュ→左スティック押し込み
なんで?????
このちぐはぐな操作性のせいで、コトブキムラで走ろうとしてしゃがんでしまうという誤操作多発。最後まで直ることはなかった...
しかもスタミナゲージが特にあるわけでもないのに主人公は走ってると急にスタミナ切れをおこす。可視化もされてないのに「とりあえずつけちゃいましたww」って感じがしていらんなーってずっと思いながらプレイ。
④ポーチ拡張

全トレーナーのヘイトを買い、全トレーナーの破壊光線を撃ち込みたいキャラNo.1に輝いたポーチ拡張おじさんことシュウゾウ。
拾い物やボールの種類が多くなってくる時期に登場し、最初は100円から拡張してくれるが、金額は青天井で高くなっていく。(画像で見ただけだと20万とかまでいくらしい)
人の足元見ての商売とはこのことよ。
こっちが空から落ちてきた人物だと思ってこの野郎...20万も出すならシマボシ隊長にもう一個ポーチ貰う方が早いと思う。
「道具をあと1コ拾えるかどうかで命を拾うかもしれないぜ?」
これは迷文として語り継いでいこう。
総評
Pokémon LEGENDS アルセウスというゲームは結局どういう評価か?
クラフト要素なんかは他のゲームにもあるし、もっと広大なオープンワールドゲーもある。爽快なアクションゲーができるゲームもあるだろう。
その”他のゲームにある要素”をポケモン世界に組み込んだのが、Pokémon LEGENDS アルセウスというゲームだ。
ポケモンゲーとしてみれば名作、それ以外だと凡ゲーといった感じの評価。
ポケモンをよく知るトレーナーはその変化などを楽しめるが、それ以外の人は「んー?」ってなるようなそんなゲームだと思う。
ただくっそ面白かったのは間違いないので、ずっと正統派シリーズというよりもこういう外伝作品も出していってほしい。
ポケモンの次回作待ってます。
新ポケモン加入早めのやつでおねしゃす。