パケ写詐欺サイコホラーゲーはーじまーるよー
ドキドキ文系部Plus、通称DDLC。「こいつはヤバいぜ」という声がチラホラ聞こえる中、ファミ通かなんかのツイートで「あのホラーゲー」みたいな紹介をされていて気になっていた作品。
ホラーゲーは滅多にやらないが、気になっちゃった物はプレイするしかないな?
これからネタバレ全開で語っていくけど、やった事ねぇって人はブラウザをさっさと閉じ(る前に他のゲーム記事を眺めた後に)てプレイして欲しい。
※あくまで感想主体なんで考察とかはないです。探せばいくらでもあるのでそっち見てどうぞ。
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開幕怒涛の警告ラッシュ
クリアした今だからわかるけど、まぁ妥当っちゃ妥当。いかにもホラーゲーですよ!って作品ならいらんかもしらんけど、この絵柄やしなぁ...
このゲームがサイコホラーゲーなんて全く知らずにプレイできた人は羨ましいね。
プレイを開始して1時間くらいは正直眠気に襲われるような感じだった。このてのノベルゲーはほぼやったことがなくて、逆転裁判のようなADVなら自分で操作するような所があるからまだいいんだけど、これは×ボタンでひたすら文字列を読んでいくだけ。ボイスもないしね。
ちょいちょい不穏な空気を感じつつ進めていく。
プレイ開始1時間半。急に重くなってきた。
いやー・・・まさかの鬱病キャラなんて思わないじゃん??なんかこうよくある元気いっぱいキャラですよえへへ///みたいな皮被っちゃってさぁ!
毎朝遅刻するドジっ子属性かと思いきや、そんな伏線回収いらないから...
ちなみにこの辺で眠気は消えつつあった。
ひえっ・・・
ホラーゲーをやらないおかげで、耐性がほとんどついておらず、「よくある演出」だったとしても普通にビビる。
実際この記事書いてる時もSS見ただけでなんか嫌な鳥肌が立ってしまう。
先ほどのモニカからの会話から無音という不穏な空気の中、部屋の扉を開けるとサヨリが自殺絵&不気味なBGMドーン!!が流れるので肩が浮き上がるほどにビクッ!!ってなった。
ちなみにプラチナトロフィーも取得したが、その際に周回する必要があるのでこのシーンを何度か見る事になるのだが、BGMだけはホントに慣れなかった。というか途中でイヤホン外した。
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「始まったな...DDLCが」
サイコホラーゲーと知ってしまっていた自分でもこの衝撃なら、何も知らないようなプレイヤー達の衝撃とは如何程だったのだろうか?
不穏な空気というか、本性を現してきたDDLCは普通に怖かった。
上記の画像はどうやら確率で出現する物っぽいが、それが急に出てくるので心臓に悪い。ほんとやめてマジで。
1週目の文芸部のほんわかな空気どこ行ったんすかね?ってくらいキャラも世界も壊れていって、終始「わ...」っていうちいかわみたいな反応しかできなくなっていった。
でもモニカはなんでそうなったか知っているような雰囲気で、さすがパッケージを飾るだけの事はあるなと思っていた。
あの4人ならユリだな!って1週目、詩を見せるときはユリから見せてたりしてたんすよ...どうしてこうなった?
ユリが自殺するシーンって変な文字列がひたすら流れるだけだし、いっくら×ボタン押しても全然進まねぇし、無限ループじゃねぇだろうな!?って疑ったのは俺だけじゃないはず。というかこの手のゲーム、プレイヤーが諦めてタイトル画面に戻る事も想定してるんじゃないか!?と妙に勘ぐってしまう。
結果的にスキップとかで進めたわけだが、ユリの死体の頬がこけていったり、目の色が灰色になって完全に光を失ったり、まさか推しキャラの死亡経過を見させられるとは思わなかったよ。貴重な体験
序盤のセリフと同じだけど全然意味合いが違ってくるのって結構好きなのよね。
そう来るか~って感じ。いやちょいちょいメタ発言はあったし、第四の壁を越えてきてもおかしくはなかったんだけど、まぁ実際やられると「わぁ...!」って再びちいかわ状態になるよね。
第四の壁を越えてくる作品って、俺はデッドプールとUndertaleくらしか思いつかないんだけど、そこに無事ドキドキ文系部が加わりました。
つまりサヨリやユリなどをいじって、めちゃくちゃにしたのも、ただひたすらに主人公(というかプレイヤー)と付き合いたいがため。モニカルートがゲームで存在しないから無理矢理に捻じ曲げてモニカルートを作成して主人公(プレイヤー)とずっと一緒にいる事がモニカの目的。
モニカと2人きりの空間にずっといても、雑談というか雑学みたいなのを延々聞かされるだけの時間になってしまう。
モニカはそれで幸せなんだけど、プレイヤーが取れる選択は1つというか、ゲームを進めるためにはmonika.chrを削除するしかない。
自分自身を消されても、それでも好きだというモニカ。
ん・・・?
アレ・・・?
これってサイコホラーゲーから切ないラブストーリーに変わってないか!?
自分がゲームのキャラだと気づいていて、主人公(プレイヤー)と一緒にいたい!って思うけど自分のルートが存在しない残酷な世界で、それを自分で捻じ曲げてルートを作ったら結果的にサイコホラーになってしまっただけであって・・・
いや、その辺もひっくるめてドキドキ文系部っていうゲームの演出だろ。って言われたらそれまでなんだけど、
「ほんわかな絵柄からのサイコホラーゲーで意表をつかれました。怖かったです」
で終わらない所というか、確かに途中怖かったのは間違いないんだけど、クリアした後の気持ちは安堵というよりもモニカに対するもやもや感・・・切ない気持ちが残ってしまった・・・
このゲーム評判良かったんだけど、それはただ第四の壁を越えてきたサイコホラーゲーで終わらなかった所が人々の心を掴んだんじゃないかと思う。
Just Monika
モニカだけのために、作られたゲームだと言っても過言ではない気がする。